イギリスの介護現場
やっと夏休みの計画を立て終わりました。(^o^)
日本で働いてたら絶対に無理な、憧れのサントリー二を中心に島を巡る旅をしようと思って、日程調整、飛行機、フェリー、ホテルの予約に随分手こずってましたけど、やっと終わりました。
今回も人の助けとお知恵を散々お借りしました。本気で、ありがとうございます!!!
チャリティワーカーという立場なんですけど、なんと2週間!!えっと、14日間も夏休みがもらえるということで、しっかり計画を立てさせてもらいました 笑
日本と比べても仕方ない部分もありますが、今回だけは愚痴らせてください 笑
介護士は常に人材不足です。
私たちには夏休みやお正月すらありません。どうにか休めてもその事情は限られていて、通常はどう頑張っても1週間のお休みさえありません。これには大いにストレスを感じてました。
もちろん場所によると思いますけど、夜勤をやっても夜食は手持ちが普通です。
私がお世話になってるホームの介護の派遣さんは、まとめて3カ月休めるそうです。その間、母国に里帰りしてゆーっくり骨休めするーって言ってました。
3カ月ですよ?!
だった2週間でも天にも昇る気分なのに、3カ月とか半端ない!!
待遇の差は歴然ですね。
夜勤さんの夜食はもちろん施設側が用意してます。
なんだかね、自分が働いてきた環境と比べるとどれだけ頑張ってたんだろうって思って、ゾッとするし、もしこのブログを読んでくれてる介護士さんがいたら、お願いだから無理しないで~って声かけたいです。
まぁ、そんな労働環境抜群のイギリスでも、介護士による事件は起こってるようです。
日本の介護は、イギリスにはない素晴らしい技術が沢山あります。
認知症の対応だったり、介護技術、協力しながら時間できっちり動くことができたり、一人ひとりが一生懸命入居者の事を考えて動けてること。どれをとっても自信を持っていいと思います。
どれを見てもきっと、イギリスの人からしたら、信じられないことの連続だと思います。(間違いなく、夜勤の拘束時間はクレイジーです。)
でも、日本は何故だか頑張りすぎるところがあります。
そもそも人員配置が間違ってるんですけど、底辺の介護士の私が言っても仕方がありませんから、ここは別な視点で。
たまに日本のテレビでも、柔軟な発想で経営してる老人ホームが紹介されてますけど、そういう気概が必要なんだなと感じてます。
ただの勝手な想像ですけど、自分が経営の立場ならもちろんイギリスの介護を沢山取り入れたいです。
私が介護士をやってた時は、いつの間にか、職員と入居者という図式が完成してました。うまく言えないけど、イギリスの介護は人間対人間で、職員と入居者という垣根を感じません。
なんなんでしょうかね??
そのゆとりが羨ましいし、どうやったら日本に取り入れられるんだろうか???
具体的に自由度を感じた所は、
・職員さんが休みの日に、気の合うレジデンツを連れ出して、自分の友達と会わせる機会を設けたりもします。
・行事や毎週末のランチには、ワインが振舞われます。
・レジデンツの起床時間は、基本的にはご本人の意思を尊重してます。23時に就寝って人もざらです。
・お風呂やトイレ、食事全てのことを絶対に急かしません。入居者本位の介護が成り立ってます。(特にお風呂やトイレ!これ大事だけど、おねが〜い!と言いながら、やっちゃってました)
簡単に文化の違いと言ってしまえばそれまでですけど、お年寄りにも、職員にもとても過酷な日本の介護。
周りの人を惹きつけられて、介護現場を中から変えていける魅力的な何かを探していきたいです。